「幻惑の死と使途」「夏のレプリカ」

それぞれ奇数章だけ偶数章だけで構成されており、同時期に起こった2つの事件を描いている・・・んですが、章立てどおり交互に読んでも、時系列どおりに並んでいるわけでもなく読みづらくて途中で断念。2冊読んで初めて解決される謎というものもなく、このような構成にした意図がわたしにはちょっとわかりませんでした。
お話そのものは相変わらず面白いのですが、夏のレプリカの方は最初の伏線が珍しく露骨で話の筋が大体想像できてしまったのと、エピローグのエピソードがちょっと整合性取れてないところが残念でした。