黒猫の三角

黒猫の三角 (講談社文庫)

黒猫の三角 (講談社文庫)


犀川&萌絵シリーズ(通称S&Mシリーズ)に続く森ミステリィの第2弾Vシリーズの嚆矢。ホントは四季4部作を読みたいんですが、どうもVシリーズも読み終わってたほうが楽しめそうなので。


今作も密室モノなのはいいとして、トリック自体はなんだかなーって感じです。まぁ本格ミステリとしては薄いです。あと解説では好意的にフォローしてあった伏線の未消化。これをリアリティーと呼んじゃいけないような・・・。まぁキャラクター小説としてみればなかなか面白いので、ついつい次作も読みたくはなりますね。


ただS&Mシリーズでも薄々感じてはいましたが、今作では作者のネーミングセンスが全開!色々言いたいこともあるのですが、まぁマンガの登場人物みたいな感じで、これはこれで割り切るしかなですね(^^;)